【オープンキャンパス】『Re:ゼロから始める異世界生活』ナツキ・スバル役声優 小林裕介さん来校!声優を目指すみなさんへ熱いメッセージ!
KADOKAWAアニメ・声優アカデミーは、KADOKAWAグループの全面バックアップのもと、現役で活躍するプロフェッショナルから直接学べるスクール。
今回は、スクールの雰囲気を感じていただけるオープンキャンパスをレポート。
この日の講師は、『Re:ゼロから始める異世界生活』(ナツキ・スバル役)、『Dr.STONE』(石神千空役)、『ガンダムビルドダイバーズ』(ミカミ・リク役)で知られる小林裕介さん。100名を超える入学予定・入学検討者、保護者様が参加しました。
【1. 『Re:ゼロから始める異世界生活』は代表作】
――『Re:ゼロから始める異世界生活』は、小林裕介さんにとってどのような作品ですか。
「真っ先に挙げさせていただく代表作です。1st seasonのアニメ放送から10年が経ちますが、これだけ長くかかわるのは初めてのことです。『Re:ゼロから始める異世界生活』は、いろんなキャラクターの個性が詰め込まれているのが魅力だと思っていて、これからもスバルというキャラクターを大事に育てていきたいです」
――オーディションにはどのようにのぞみましたか。
「実はラインハルト役のオーディションも受けさせていただきました。スバルは、自分の中であまりイメージがなく、監督さんも僕に求めていないのではないか?と勝手に思っていて。なので、決まったときは誰よりも僕が驚いていました。ですが、実は僕結構ネガティブ思考なんですよね。高校、大学時代も人を羨む気持ちを、ネガティブにとらえてしまうタイプで。スバルも表向きは明るく振る舞おうとしていますが、根底には『誰も認めてくれない』気持ちがあると思います。なので、不思議と抵抗なく演じることができました。」
――TVアニメ4th seasonが始まりますが、見どころは?
「毎話見せ場があると思っています。3rd seasonではスバルが格好いいと思えるシーンが豊富でしたが、今期はまた彼の見苦しい面と向き合わなければなりません。そんな彼を支えてくれるのは頼もしい仲間たち。今まで積み上げてきた絆が生きてくる瞬間があるので、どうぞ楽しみに待っていてください!」
イベント当日の3/22はTVアニメ4th season放送前
【2. 小林裕介さんの声優ヒストリーについて】
――声優を目指されたキッカケは?
「アニメ『らんま1/2』から入りました。声優さんが演技だけでなくキャラクターソングなども歌っていることを知り夢中になりました。友だちに熱中していることを伝えたところ、『そんなに好きなら目指せばいいじゃん』と言われたことがキッカケです」
――初めてのお仕事が決まったのはいつでしたか?
「デビュー1年目でナレーションのお仕事をいただきました。ただ夢だったアニメのアフレコが決まるまでは4年かかりましたね」
――初めての現場を覚えていますか?
「もちろんです!アニメ『とある科学の超電磁砲(レールガン)S』ですが、当時はミスもありました。学校で習った事と実際の現場では、ルールが少し違っていることがあって、そのせいで現場に迷惑をかけてすごく落ち込んでたんです。そんな時にとある先輩が優しく声を掛けてくださって・・・おかげですぐに立ち直ることができました。なので、自分も現場で新人が困っているところを見つけたら優しくアドバイスをしてあげようと心掛けています。」
――初主演作品はどのように決まりましたか。
「オーディションで決まりましたが、実は最初はオーディションに呼ばれていなかったんです。その時期にたまたま作品のプロデューサーが事務所のワークショップに来てくださる機会があり、終わった後の飲み会で酒の勢いで熱い思いをぶつけたら面白がってくれて(笑)。その際、「自分で録って送ってごらん」とオーディションに参加させてもらった結果、合格を頂けたんです。きっかけは運でしたが、仕事のない4年の間も舞台に立つなどして演技は磨いていたので、その積み重ねが生きたんだと思います。」
――お仕事で辛かったことは?
「いっぱいあります。限られた時間の中でお芝居をしなくてはならないので、自分は納得がいかないけれどOKをもらってしまうこともあったりして。そんなときは、次回はどうすればいいかをとことん考えて同じ失敗をしないように準備をします。そして、体調管理。喉のコンディションは常に整えておかなければならないので、保湿はもちろん、叫びすぎた現場の後はお酒や辛いものは避けるなど、日によってケアの仕方に気を遣うのが大変です。」
――いまさらですが、小林さんは、声がとても素敵ですね!
「ありがとうございます(笑)声は、スバルのおかげでだいぶ太くなりました!」と笑顔を見せます。
【3. 在校生からの質問!「声優を目指す際にやっておくべきことは?」】
講演会終盤は、声優学部の在校生からの質問に一つひとつ丁寧に答えてくださいました。
――『Re:ゼロから始める異世界生活』ではキャラクターの心情の変化が印象的です。キャラクターを演じるにあたり、気をつけていることを教えてください
「一番は台本に書かれている内容を理解することです。それは自分のセリフだけを見ていても理解しきれないので、本全体の流れを把握してセリフを読み解く読解力が大事だと思っています。
また、事前に練習しすぎないことも大切です。現場で、前の人が言うセリフの温度感に合わせた演技を出せるように心がけています。」
――集中力や想像力を鍛えなくてはいけないと思っています。コツはありますか?
「想像力を養うには、台本を読んでぱっと思いついた表現を“やらない”ようにしましょう。例えば、『俺は絶対に負けない!』というセリフがあったら、ほとんどの人は熱血主人公のように声を張ってやると思います。みんなと同じ事をやってもオーディションには引っ掛かりません。差をつけるにはどういうセリフ回しにすればいいのかを考えてみてください。突飛なものだったとしても自分なりの理由付けがしっかりできればそこには説得力が生まれます。そうして試行錯誤を繰り返してアウトプットすることを続けていけば想像力は養われるはずです。」
――声優を目指す際にやっておいてよかったこと、やっておくべきことはありますか。
「学生のときは芝居真似をしていました。声真似ではなく芝居真似です。好きなアニメをカセットテープに録音して、暗記して芝居を真似ていました。あるとき、声優さんの表現に対して『なぜ、こういう言い方をしているんだ?』と自分との解釈の違いを感じる瞬間があったんです。そこで、『怒りよりも悲しみの方が多いんだな』とか、セリフのバックボーンを解析できるようになりました。好きなアニメを一回自分なりに演技してみて、正解を聞いてみるという方法を続ければ、他の人と差が生まれてくるんじゃないでしょうか。もう一つは、洋服に興味を持っておくといいと思います。声優は顔を出して活動する場面も多いです。自分に似合う服を知っておく!頑張ってください」
――尊敬している声優さんは?
「忘れられないのは劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』での、高山みなみさんの座長としての振る舞いです。キャストとスタッフとの橋渡しであったり、全体を仕切ってくださる姿が格好良かったです。
また、新井里美さんもとても後輩想いで、『あなたたちは役に専念してください』と、芝居に集中できるような環境づくりを毎度してくださってるんです。役者としての在り方がとても素敵なお二人です」
最後に、業界を目指す人に向けて……
「在校生、そして入学を目指している皆さんへ、まずはあえて厳しいことをお伝えします。
この道は大変なことの連続です。
僕もデビューまでの4年間は仕事がなく、アルバイトをしながら過ごしていました。現実と理想の差に押しつぶされそうになり、何度も辞めようと思ったこともあります。
それでも芝居を磨き続け、ご縁をいただいてワークショップに参加できたことが、結果としてチャンスに繋がりました。たとえ10年結果が出なくても、11年目に道が開ける可能性はあります。どうか、自分なりのメンタルの保ち方を見つけながら、歩みを止めずにいてください。
そして保護者の皆さまへ。どうかお子さまを全力で支えてあげてください。家に帰ったとき、温かいご飯が用意されている——それだけで、救われる瞬間があります。夢を追うのは本人ですが、それを支えるのはご家族です。その支えが、大きな力になります。
デビューできれば、華やかな世界が待っています。アニメが好きな方にとって、これ以上ないほど充実した人生になるはずです。
私自身も、この世界で生き続けられるよう、これからも努力を重ねていきます。
次は現場でお会いしましょう。」と激励のメッセージを送りました。
KADOKAWAアニメ・声優アカデミーは、活躍するプロフェッショナルから学ぶことで、業界でリアルに求められる基礎知識と実践的なスキルを身につけることができます。
「声優」「演技」に興味のある人は、ぜひスクールの雰囲気を体感しに来てください。