初のアフレコ現場に密着!高知アニメクリエイターアワードに向けた作品づくりに挑戦!

スクールライフ
大阪校
アニメ学部
声優学部

15分以内のショートアニメーションでアニメクリエイターを発掘する『高知アニメクリエイターアワード 』。

KADOKAWAアニメ・声優アカデミー大阪校からも7作品がエントリーします。

今回はそのアフレコ現場をリポート!アニメ学部と声優学部の1期生が、
作品ごとにチームを組み、作品づくりに挑みます!

▼まずはテストから…

「ペンと飲み物と台本。これを持って入ってください」

指示をするのは、荒川講師。テストから本番、撮り直しまでをディレクションします。

声優はオーディションで選出。選んだのは、各作品の監督をつとめるアニメ学部のメンバーたち。
自ら手がけた作品に声が乗る瞬間を見守ります。

▼いよいよテスト収録

「それじゃあ、はじめます」と荒川講師。

流れるアニメに声を吹き込んでいきます。

「ヨッシャー!」という叫び声。
「ハァハァ…」という息遣い。
「モグモグ」と咀嚼する音。

回想シーン、命の危機が迫るシーンまで── 。

モニターに流れるアニメとマイクを通じて聞こえる声。
監督、講師、他のチームのメンバーたちがモニターをジッと見つめます。

▼細かな調整タイム

収録後は、講師と監督で気になった点をチェック。
「全体的にもっと切迫感がほしい」
「ここのセリフはサラっと流す口調にしたい」

今度は、荒川講師から声優へ指示が入ります。
「ここはちょっと気合いが入りすぎ。もっとリラックスして」
「元気な男の子になってる。もう少し内向的に」

「このキャラは言葉をもう少しハッキリと」
「近くにいるから切迫感がない。距離感がほしい」

「初めの1音が強い。もう少し軽めで」
「・・・の間に思い出して笑っちゃう感じで」
などなど。

▼本番

「じゃあ本番いきます。失敗してもあとで撮り直すから、引きずらないように」

本番後も3テイク4テイクと繰り返し、ニュアンスを調整しながらイメージに近づけます。

なかには、テスト段階でほぼ完成形で収録できたものも。

収録は1作品1時間。限られた時間の中でも、1 つひとつこだわりながら作品をブラッシュアップしていきました。

〜 収録後の感想 〜

【監督のみなさん】

・自分たちの作ったアニメーションに声が乗った。グッときますね。先生のアドバイスにより後半で変化が見られ、良くなっていったのもすごいと思いました。

・もともとイメージはあったが、演技を調整していくとニュアンスの差が出てきます。仕上げの段階で声に合わせていく部分もありそうです。

・声優さん方も頑張ってくれて。思った通りの声だったので嬉しかったです。

・想像通りに仕上がって嬉しい。今回の作品に続くものを作っていきたいです。

【声優のみなさん】

・初めは緊張したけど、いざマイクの前に立って演じ出すと楽しいほうが勝ちました。

・台本を読み込んでその中からどんな立場なのか、感情なのか自分の中で想像してやりました。

・同世代の中でも声が低いほう。高さや口の開き方で調整しました。

・授業の中で読解力も学びましたが、実際の絵に合わせるのが難しかった。でもリテイクを繰り返して完成形に近づくほどもう終わるのか、もっと実力出せるのに…と悔しい気持ちもありました。

・この作品では私を含め、女性2人が男の子を演じました。2人とも声を低くすると似てしまう。もう1人が”声を低くしてきた”とわかったので、キャラ設定も考え、あえて声を高めにしました。

・キャラ絵にあった声を意識しました。演じたのは男の子。感情が前に出るキャラだったのですが、そこで女性っぽさが出ないよう低めに作るようにしました。

──初めての収録に挑んだ大阪校1期生のメンバー。

なかには1人で作画や脚本づくりまで手がけるメンバーがいたり、高等部1年生でチャレンジした人もいたり。1つのアニメを通じてチームとなり、作品への理解を深めながら、真剣に向き合う姿が印象的でした!

このあとは、応募に向けて作品の仕上げを行っていきます。どんな作品に仕上がるのか、楽しみです!!!

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