26.02.26 26.06.11 更新

【授業レポート】ガンプラ制作で立体理解を学ぶ!プラモデル会を実施

スクールライフ
マンガ学部

KADOKAWAマンガアカデミーでは、マンガやイラスト制作に必要な観察力や表現力を高めるため、実践的な授業を多数実施しています。

今回は、立体理解をテーマにした特別授業「プラモデル会」の様子をレポートします。
この日は高等部・専門部・大学部の在校生メンバーが参加し、合計15名が集まりました。机の上には、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)が2つずつ用意されています。学生たちは箱を開けながら、これから始まる授業に期待を膨らませていました。
授業を担当する山田講師「普段は絵を描く授業が中心ですが、描くだけでは理解しにくい“立体感”があります。今日はプラモデルを組み立てながら、厚みや構造、光と影の関係を体感してほしいと思います」

イラスト制作では、キャラクターのポーズや武器などを描く際、奥行きや立体感をうまく表現できないという悩みも多くあります。そこで今回は、実際に立体を作りながら観察することで、形を理解する力を養うことを目的としています。
教材としてガンダムのプラモデルが選ばれた理由について、
山田講師「ガンダムのプラモデルは、パーツがシンプルな構造の組み合わせでできているので、立体の面が理解しやすいんです。人体フィギュアよりも構造が分かりやすく、立体を学ぶ教材としてとても優れています!」

また、立体を観察することで、光と影の理解が深まります。
「実際に立体を見てみると、光がどこに当たってどこに影ができるのかがよく分かります。キャラクターに影を入れるときにも役立つ知識です」
今回使用したのは、初心者でも組み立てやすい「エントリーグレード」のガンプラ。
ニッパーや接着剤を使わず、手でパーツを外して組み立てることができる入門モデルです。

【1. ガンプラ制作がスタート】

いよいよ制作がスタート。在校生メンバーは説明書を見ながら、パーツを取り外して組み立てていきます。

授業サポートを担当するスタッフ・徳永さんからは、こんなアドバイスも。「パーツをなくしたら、まず静かに立ってみてください。6割くらいは服に引っかかっています(笑)」
教室には笑いが起こり、和やかな雰囲気の中で制作が進んでいきます。

細かいパーツに苦戦する学生もいれば、集中して黙々と組み立てるメンバーも。

山田講師によれば、ガンプラ制作の中で最も難しいのは頭部パーツだそうです。
「顔のパーツがいちばんの山場ですね!」
途中参加のメンバーにも丁寧に説明が行われ、経験の有無に関係なく楽しめる授業となっていました!

【2. 戦利品!完成したプラモデルは持ち帰りOK!】

制作の途中、スタッフさんから嬉しいアナウンスがありました。「ちなみにプラモデルは持ち帰りOKです。校舎にストライクガンダムが20体あっても困るので(笑)」
この言葉に教室は大盛り上がり!
ガンダム好きの学生はもちろん、初めて触れる学生にとっても嬉しいポイントです。
制作を進めるうちに、学生たちは立体を観察・理解することの面白さにも気づいていきます。

【3. 完成後はポージングと構図を研究し、撮影】

制作は、1時間ほどで終了。
完成したガンダムを動かしながら、ポーズや構図を研究していきます。山田講師は「ただ立たせるだけじゃなくて、アゴを少し引くとか体の向きを変えるだけでも印象が変わります」とアドバイス。

その後、隣の教室に設置された撮影ブースへ移動し、ポージングと構図を意識した撮影にも挑戦しました。自分で組み立てた立体を観察しながら写真を撮ることで、イラスト制作にもつながる構図の研究ができます。

【4. 在校生メンバーにインタビュー!】

授業を終えたメンバーに感想を聞きました。
石原美月さん(専門部3年制 マンガイラストレーター専攻2年)

――この授業に参加しようと思った理由は?
石原さん「(友だちの五野井さんと)ほぼ同じ理由なんですが、『帰りにガンダムもらえるよ』って聞いて(笑)。ガンダム欲しいなと思って参加しました」
五野井さん「それ大きいよね!(笑)」
石原さん「大きいです(笑)。でも実際にフィギュアを持って、いろんな角度から観察する機会ってなかなかないので、勉強になるなと思いました。山田先生にもおすすめされたので」
――実際に作ってみた感想は?
石原さん「思ったよりパーツが細かくて最初は少し難しかったです。でも組み立てていくと、関節の動きやパーツの構造が分かってきて、『こういう仕組みなんだ』って理解できるのが面白かったです」
普段のイラスト制作との違いについてもこう語ります。「普段は写真資料を見ながら描くことが多いんですが、実際に立体を触りながら観察するのは全然違います。腕の向きとか体のひねりとか、写真だと分かりにくい部分も立体だとすぐ理解できました」
――イラスト制作にも活かせそうですか?
石原さん「すごく活かせると思います。ポーズをつけるとき、体の向きや重心のバランスを意識するようになりました。今回ガンダムを動かしてみて、少し体の角度を変えるだけでも印象が変わるんだなって実感しました」
五野井優愛さん(専門部3年制 マンガイラストレーター専攻2年)

――授業を受けてみていかがでしたか?
五野井さん「普段は絵を描く授業が中心なので、こうやって立体を作る授業は新鮮でした。自分の手で組み立ててみると、関節の動きとか構造とか、今まで意識していなかった部分に気づけるのが面白かったです」
――どんな発見がありましたか?
五野井さん「関節の動きですね。腕や脚って思っていたより動き方に制限があるんだなって。だからポーズをつけるときも、自然に見える角度があるんだなと分かりました」
さらに、ポージング研究の時間についても印象を語ってくれました。
五野井さん「完成したガンダムを動かしてみると、ポーズによって“かっこよさ”が全然違うんですよね。少しアゴを引くだけでも印象が変わるし、体の向きを変えると動きが出る。そういう違いを実際に見られたのが良かったです」

横田利一朗さん(高等部3年制マンガイラストレーター専攻2年)は「普段は平面で考えて描くことが多いので、実際に立体を組み立てながら観察できたのは新鮮でした。パーツの重なり方や関節の動きなど、実物を見ることで理解しやすかったです。ポーズを考えるときにも役立ちそうだと思いました」とコメント。
最初は「ガンダムがもらえるから参加しました(笑)」というメンバーも、制作を通して立体構造、関節の動き、ポージング、構図など、イラスト制作に直結するポイントを習得しました。

KADOKAWAマンガアカデミーでは、クリエイターに必要なスキルを実践的に学べる授業を通じ、業界で活躍できるスキルを身につけます。

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