ナレーターになるには?仕事内容とプロになる方法を解説
「声が良いね」と周囲から褒められたり、動画の心地よい語りに魅了されたりして、ナレーターに興味がある人もいるでしょう。しかし、ナレーターの仕事内容や就職方法など、大切なことは意外と知られていません。
この記事では、仕事内容からプロになる方法まで解説します。
ナレーターの仕事内容【ジャンル別】
ナレーターの活躍舞台は、テレビからデジタル領域まで幅広く存在します。スマートフォンの普及により、そのジャンルは多岐にわたるようになりました。主要なジャンルとその特徴を見ていきましょう。
テレビ
テレビ番組におけるナレーターは、番組のトーンを決定づける重要な存在です。バラエティではテンポの良い語り、報道では説得力ある落ち着いた声が求められます。現場での急な演出変更にも応じる臨機応変な対応力が不可欠です。レギュラーを獲得すれば、安定した収入と高い知名度を得られます。
CM
CMナレーションは、15秒や30秒の短い時間で商品の魅力を伝える難しい技術です。一瞬で耳を惹きつける華やかさや、ブランドイメージに合う上品さが必要となります。1音の滑舌やアクセントに完璧さが求められる分、1案件あたりの報酬額が高額になる傾向があります。
Web動画
近年、YouTubeの解説動画やSNS広告など、デジタル領域のナレーション需要が急成長しています。テレビとは異なり、視聴者に近い「親しみやすさや等身大の語り」が好まれる点が特徴です。未経験者にもチャンスが多く、自宅で録音して納品する宅録案件も増えています。
オーディオブック
書籍を音声で聴くオーディオブック市場は拡大しており、ナレーターの新たな主戦場になりつつあります。1冊丸ごと朗読するため、収録は数時間から数十時間におよびます。聴き手を飽きさせない安定した発声と、確かな原稿読解力が必要です。一度評価されれば次の指名につながりやすい、息の長いジャンルといえます。
| ジャンル | 求められる役割 | 主なコンテンツ |
|---|---|---|
| テレビ | 番組のトーンを決定づける高い安定感と、臨機応変な対応力 | バラエティ、ドキュメンタリー、報道番組 |
| CM | 15秒〜30秒という短い時間で視聴者の心を掴む瞬発力 | 地上波CM、Web動画広告 |
| Web動画 | 親しみやすさや多様な表現の幅 | YouTube解説、企業の商品PR動画 |
| オーディオブック | 数時間に及ぶ長尺の原稿を、正確かつ魅力的に聴かせる技術 | 小説、ビジネス書の朗読 |
ナレーターのプロになる3つの道
ナレーターとして自立するルートには、専門学校、養成所、独学の3つがあります。それぞれの現実を知ることが重要です。
専門学校・専門校
専門学校や専門校は、基礎から体系的に学び、業界とのつながりを得るための最も確実なルートです。未経験でも発声法から段階的に習得できるため、挫折しにくい環境が整っています。多くのプロダクションが審査に訪れる学内オーディションなど、仕事に直結する機会が豊富な点もメリットです。
養成所
養成所は芸能プロダクションが直接運営しており、優秀者はそのまま所属できる直結型の環境です。レッスンは週1〜2回が主流です。すでに発声などの基礎ができている経験者を前提に進行する傾向があります。完全な未経験から飛び込むと、周囲との実力差に悩むリスクもあるでしょう。
独学
独学は、教材や機材を個人で揃えることで費用を最小限に抑えられる方法です。しかし、自分の声を客観的に評価するプロがいないため、喉を痛める発声や間違った癖が定着しやすいリスクがあります。スタジオ環境と比べ、スマホや簡易宅録の音質ではオーディションの書類審査を通過しにくいという厳しい現実も存在します。
ナレーターと声優の違い
ナレーターと声優は、声を使う点では共通していますが、表現のスタンスと求められる役割が根本的に異なります。
声優の役割はキャラクターになりきることです。感情を深く掘り下げ、劇的なセリフ回しで物語を動かします。一方、ナレーターの役割は客観的に情報を伝えることです。主役である映像や商品を引き立てるため、一歩引いた視点から語りかけます。
全く別物だと考えておいたほうがよいでしょう。
KADOKAWAアニメ・声優アカデミーが選ばれる理由
ここでは、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーが選ばれている理由を解説します。
現役プロ講師が個別に指導している
本アカデミーでは、業界の第一線で活躍する現役プロの講師陣による、少人数制の個別指導を徹底しています。
名刺代わりとなるボイスサンプルを、講師がマンツーマン感覚でブラッシュアップします。自己流の癖をなくし、現場で通用する本物の技術が身につきます。
学内オーディションやインターンシップを実施している
KADOKAWAグループが直接運営するからこそ、在学中から実際の作品や豊富なオーディションチャンスに直結します。アニメ、出版、Webなど多彩なコンテンツを持つ強みを活かし、インターンシップや大手事務所が参加する学内オーディションを多数実施しています。
未経験からプロへの距離を最短で駆け上がる環境が整っています。
ナレーターに関するよくある質問
最後に、よくある質問にお答えします。
声優の勉強をしていれば、ナレーターの仕事もできるようになりますか?
基礎の発声は生かせますが、ナレーション固有のストレート読みや読解力は別の訓練が必要です。将来的に双方の仕事をこなせるマルチな表現者を目指すなら、両方の専門技術を並行して学べる環境を選びましょう。
全くの未経験から、社会人や大学生でも目指すことは可能ですか?
年齢や経験を問わず、社会人や大学生からプロを目指すことは十分に可能です。ナレーターは声の説得力や安定感が最優先されるため、大人の落ち着いた声や、これまでの人生経験が強みになります。両立可能なカリキュラムで第二のキャリアを掴む方もいます。
学校を選ぶ際、大人数の学校と少人数制のスクールではどちらが良いですか?
未経験から成長するには、一人ひとりに目が届く少人数制をおすすめします。大人数クラスではマイクの前に立つ時間が限られ、個別のフィードバックが減少する可能性があります。ボイスサンプルの添削密度こそが、卒業後のデビュー率を左右します。
バンタンの就職先企業(一部抜粋)
株式会社MAPPA
株式会社マッドハウス
株式会社サンジゲン
株式会社ポリゴン・ピクチュアズ
株式会社草薙
株式会社白組