【オープンキャンパス】人気声優がダブルで来校! 茅野愛衣さんと山下誠一郎さんのスペシャルトークイベントをレポート

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8月30日、KADOKAWAアニメ・声優アカデミー大阪校のオープンキャンパスに茅野愛衣さん、山下誠一郎さんに登壇いただきました!

 

同じ声優事務所に所属する先輩後輩のお二人。

「この素晴らしい世界に祝福を!」ダクネス役、「ソードアート・オンライン アリシゼーション」アリス・シンセシス・サーティ役などに出演されている茅野愛衣さんと、「陰の実力者になりたくて!」シド・カゲノー/シャドウ役、「あかね噺」阿良川ぐりこ役などに出演されている山下誠一郎さんをお迎えしました。

 

司会は人気漫才コンビ「きつね」のお二人が行っていることもあり、終始活気あふれるトークを展開してもらいました。

(写真左側2名:きつねさん、左から3番目:茅野さん、右端:山下さん)

冒頭では、こんなやりとりが。

 

きつねさん:「僕らのことを知っていますか?」

茅野さん:「もちろん!あのうどんに乗っているふわふわの……」

きつねさん:「それってきつねうどんのことやん(笑)」

 

会場は笑いに包まれ、雰囲気も一気に和みました。

笑いのプロであるきつねさんも、茅野さんのユーモアに脱帽。でも茅野さんに言わせると、これくらいの度胸も大切だそう。「アフレコ現場ではアドリブを求められることもあるので、臆せず攻めの姿勢で表現ができると覚えてもらいやすいんです」。

 

一方の山下さんはお仕事の出番前にはすごく緊張するタイプだそうですが、いざ本番になると覚悟を決めて楽しめるそうです。

山下さん:「終わった後には反省点が出てきますが、そんな風にやり続けて10年、なんとかなってきたなと思いますね」

―― 声優を志したきっかけについて

 

もともとは美容関係の仕事がしたくて、そのための学校に通っていた茅野さん。「一人ひとりのお客様にじっくり対応するのも素敵なことだけど、何か形に残るようなこともやってみたいと思っていました」と語ります。当時深夜に放映されていたアニメをいろいろと見るうちその面白さにハマり、声優を志したそうです。

 

山下さんは広島県出身。中学校時代、文化祭でお芝居をしたことがきっかけで演劇に目覚めます。「放課後に体育館に集合して練習するのが楽しかったですね」。高校生になると、友人の中にアニメに詳しい人がいて刺激を受けたと語ってくれました。

そうして声優に興味を持ち、上京して事務所の門を叩きます。

その頃に茅野さんの出演アニメも見ていて、毎回感動していたと話してくれました。

それぞれの経緯があり、声優になったお二人。華やかで楽しい世界かと思いきや、そうとばかりも言えないようで……。

 

茅野さん:「私たちって、今日のようなイベントではスポットライトを浴びますけど、普段のアフレコではずっと防音室にこもっている。それに、自分たちが演じたお芝居に対して正解がなく、学校のテストみたいに何点だったかはわからないんです」

 

山下さん:「台本をもらってできる限りのことを準備して臨むのですが、現場の流れによって演じ方や指示が変わることも多々あります。その時々で柔軟に対応できる力をつけておかなければいけないんですよね」

 

アフレコをする際は、映像や音楽がすべて出来上がった状態で行うことはほぼなく、監督の判断や担当者の指示などを汲み取ったうえで進めていく地道な作業だということがわかりました。

時には演じるキャラクターのイメージカラーに合わせた服装でアフレコに臨んだり、アクセサリーや靴など音が出やすいファッションを避けたりなど、装いも意識しているというエピソードも披露されました。

 

トークでは、声優のリアルな経済事情についても惜しみなく語られました!

 

山下さんは、比較的ギャラの良いCMなどのナレーター業務で経験を積み、経済的な安心感にもつながったとのことです。

茅野さんも「アニメ声優だけで稼ぐというよりも、イベントやラジオに出演するなど、複合的に活動している人が多いです」と教えてくれました。そして、30分アニメ1本分のアフレコで新人が得られる金額も語っていました。

また司会のきつねさんも下積み時代のギャラを赤裸々に告白するなど、参加者にとってここでしか聞けない、興味津々の話題が次々と飛び出していました!

イベントは参加者の皆さんからの質問コーナーへ。お二人とも「できるだけたくさんの人からの質問に答えたい!」と積極的に応じていましたよ。

 

―― 自分と性格が全く違うキャラクターを演じる時に気をつけていることは?

茅野さん:「たとえば悪役を演じるのは難しいのですが、声優はいろんな表現を求められる職業。幅広いジャンルの作品を見て引き出しを増やすことが大切です」

 

山下さん:「そうですよね。監督さんに『ここは外国映画の刑事のような感じで!』と独特な指示を出される時もあるので、海外の映画をたくさん見ておくと演じ方が掴めることがありますね」

―― 声優の仕事をしていてつらいことはありますか?

茅野さん:「ひとつの作品が終わると、また次の作品へ向けたオーディションなどに臨まなくてはいけませんし、常に就活をしているようなところがあります。それでもひとつひとつのお仕事を大事にやっていくことが、長く続けられる秘訣ですね」

山下さん:「学校で学び始めると壁にぶつかることもあると思います。講師の意見に反発心を覚えたり、自分よりうまい友人を見て嫉妬したり。でも、そんな自分ともうまく付き合っていくべき。ネガティブな感情ですら役の肥やしになるので、いろいろな体験をしてもらいたいですね」

 

最後にお二人からメッセージをいただきました!

 

山下さん:「さまざまな人たちと仕事をしていく中で、自分自身とも周りとも向き合いながら経験値を増やしていけたことは自分にとって財産です。学生時代の自分をワクワクさせてくれたアニメを今度は自ら制作する側に携われるという喜びは、何物にも代えがたいことです。皆さんも自分と向き合い、がんばってぜひ声優を目指していただけたらと思います。 そしていつか現場でお会いしましょう!」

茅野さん:「声優になる方法に正解はなくて、本当にいろんなパターンがあります。自分がどんな表現をしたいのか、どういったところでお仕事をしていきたいかというビジョンをしっかり持って、まずは情報を集めてみましょう。先生たちにもたくさん聞いて、自分に合う事務所などに入れるよう勉強してほしいなと思います。 入ってからのほうが大変ですし、もうやるしかない。ぜひ将来現場で会えたらと思います!」

 

お二人からとってもタメになるお話を聞かせていただいた参加者の方の表情も変わるほどでした!

たくさんの熱いお話をありがとうございました!

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