【推しの子】コラボオープンキャンパスに声優 潘めぐみさんが来校!あの名シーンの公開アフレコには感動して涙する参加者も・・・
KADOKAWAアニメ・声優アカデミー東京校にて、『【推しの子】コラボオープンキャンパス』スペシャルイベントが開催されました。
この日登壇されたのは、TVアニメ【推しの子】有馬かな役・『HUNTER×HUNTER』ゴン=フリークス役など数々の人気作に出演する声優・潘めぐみさん。オーディションの裏側、現場での立ち居振る舞いや声優を志す受講生へのアドバイスまで、本音で語ってくださいました!
【1. 【推しの子】オーディションの秘話】
――アニメ第1期が2023年にスタートし、現在3期まできましたけれど、出演が決まったときのお気持ちは覚えていらっしゃいますか?
潘さん「もちろんです!オーディションの風景も覚えていて。あの日、落ちたと思ったんですよ。セリフのお芝居のオーディションと、歌のオーディションがあったんですね。課題曲が某アイドルグループの既存曲で、一人でサビを歌ったんですが、もう必死でしたね。帰り道にマネージャーさんに『すみません、私は落ちました。特に歌がダメです』って言って帰ったことをすごく覚えています」
――合格を知ったときの率直なお気持ちは?
潘さん「嬉しさもありましたし、作品にちなむと『嘘かな』って思いました(笑)。でも有馬かなはどちらかというと役者気質の子なので、歌に関してはその必死さが良かったのかなと、ポジティブに捉えています!」
【2. 潘さんの中に、「有馬かな」に似た部分はありますか?】
――役作りは、どのようにされましたか?
潘さん「彼女が一体何を大事にして、ここまでお芝居やアイドル活動をやってきたのかなと考えていき、一つの答えにたどり着いたんですね。それが『いつも自分以外の誰かのために頑張ってきた』ということです。お芝居を始めたのもお母さんがきっかけだったし、アイドルを続けてきたのもアクアの一押しがあれど、ルビーやMEMちょのためっていうところがあって。いつも誰かのために選択してきているんですよね。だから本当にいい子なんですよ、彼女って。
アニメ3期は有馬かなにとって辛い状況ではあったんですけど、やっと、誰かのためだけじゃなくて自分のために人生を選ぶことができたと思います。
3期からが、改めて有馬かなが誕生した瞬間なのかなと、私自身は捉えていますね」
――有馬かなの描写は、ときにコメディータッチなところもありますよね。その部分というのは潘さんの中にもありますか?
潘さん「私自身も、演じている役の雰囲気が現場にも出てくるなって思う瞬間があるんですよね。例えば、人と人を繋ぐ役なら、自分も誰かと誰かを繋げていたりして。
コメディーシーンに関しては、原作の赤坂アカ先生の中に『こういう呼吸感でやってほしい』というイメージが明確にあって。結構テイクを重ねて撮らせてもらいましたね。監督と先生がなるべく立ち会ってくださるありがたい現場だったんですけど、先生の想定とはちょっと違う、斜め上のものをポンって出した時にそれを採用してくださることもありました。やっぱりお芝居の手札は多く持っておいた方がいいなと感じますね」
【3. 声優を目指したきっかけは、親友の家で出合った1冊】
――潘さんが声優を目指したきっかけを教えていただければと思います。
潘さん「きっかけは『親友の家に行ったこと』なんですよ。学校の帰りに親友の家に行ったら『週刊少年ジャンプ』と出会っちゃって。『HUNTER×HUNTER』連載第1回目で、ゴン=フリークスがグーパンチして表紙を飾っているその1冊でした。アニメもラジオも放送していて、ドラマCDもあって、声優さんご本人がその役でミュージカルにも出ていらっしゃったんですね。それを見に行ったとき『あ、私、お芝居やってみたい』って思いました。夢を掴むきっかけって何がきっかけになるか分からないから、日常でどんなことでも誘われたら行ってみる、やってみることは、本当に大切なことだと思います」
――声優としてデビューされたのは?
潘さん「私がデビューしたのは22歳くらいなんですよ。最初は焦る気持ちもありました。でも、人が花開くタイミングって必ずしも周りと同じじゃないから、同年代がデビューしたり活躍しているからって焦らないでほしいなって思います。どんなに芸達者でもオーディションで百発百中はありません。だからこそ選んでいただけた時に、その役一つを心から大事にしようって思えます。本当に縁とタイミングだなって思います。私も毎月オーディションを受けていますから。皆さんも、気落ちせずどんどんチャレンジしていってほしいです!」
【4. 収録前のルーティンは、原稿と向き合い集中すること】
――収録前やオーディション前に行っているルーティンがあれば教えてください。
潘さん「原稿は、必ず3回は見るようにしています。人より反復しないとダメなタイプなので(笑)。だからスマホは絶対に見ず、とにかく原稿と向き合うことに集中するようにしています。
アフレコのときも大事にしているのが、スマホを触る前に『これ、今この場じゃないとできないことかな?』って一回考えること。せっかく現場にいて共演者の方々もスタッフさんもいるのに、スマホを見ているなんて勿体ないじゃないですか。だから現場にいる時は人との交流を大事にしますし、オーディション前は原稿に集中するようにしています」
【5. 声優として日々心がけていることは?】
後半は在校生からの質問に答えていただきます。
――日常生活の中で声優として気をつけていること、心がけていることがあれば教えてください。
潘さん「街中でお子さんからお年寄りまでいろいろな方々を見たり、駅のアナウンスを聞いたりするのがすごく好きです。ヒントって日常のあちこちに溢れていると思います。また、悔しい、悲しい、そういう気持ちがお芝居の肥やしになる日が必ずくると思っていて。悔しいときは喉の奥がぐっとしたな、涙したときは心臓がきゅってしたなとか、そういう感覚を大切に書き留めていましたね。いずれ声に乗せられる日が来ると信じて。すぐに立ち直れなくていいんです。その立ち直れない期間も、いつかお芝居に活きていきます。全部がお芝居のエッセンスになると思って頑張ってください!」
【6. 公開アフレコ!&潘さんにとって【推しの子】とは?】
本日アフレコしていただくのはアニメ【推しの子】のワンシーン、B小町がステージでパフォーマンスしている時の有馬かなのモノローグです。
──公開アフレコスタート!子役時代の幼い有馬かなと、現在の彼女の気持ちが交差するモノローグ。
有馬かなの繊細さと力強さを感じさせる演技に、会場から大きな拍手が湧き起こりました。感動して、涙をぬぐう参加者の姿もありました。
潘さん「このモノローグは子役時代の有馬かなと今の有馬かなが交差していく構成になっているので、切り替えながら一瞬一瞬で演じていった記憶があります。
実際の収録では、映像はほとんどできあがっていない状態で演じます。自分の役の気持ちだけじゃなく、今いる場所や人との距離感などを想像することも、お芝居にとってはすごく大事なんですよ」
――潘さんにとって【推しの子】という作品は、どのような存在でしょうか。
潘さん「こんな気持ちにさせてくれるのは【推しの子】しかないなって思っています。等身大の登場人物たちだからこそ描かれる感情がすごく生々しい。フィクションの中にノンフィクションが描かれていて、良い意味で、生きているなって思える作品です」
――これから声優業界を目指して頑張ろうと思っている皆さんへ、激励のメッセージをお願いします!
潘さん「今できる目の前のことに、何でもチャレンジしてください。声優は、授業、アルバイト、友達のこと、家族のこと、あらゆるもの全てが自分に返ってくる職業だと思っていて、それをまた人に手渡すこともできる、素晴らしい職業だと思います。身の回りにある良いこともそうじゃないことも、全部自分の栄養にしてやるぞという気持ちで、図太く生きていってください。
その中で誰かを思いやる気持ちを忘れずに、関わる人たちを常に大切にしてもらいたいです。不思議と人のためにやったことが自分に返ってくるんですよね。私は、有馬かながそうだなって思っています。好きなものは好きでい続けてください。やりたいことはやり続けてください!」とエールを送りました。
KADOKAWAアニメ・声優アカデミーは、第一線で活躍するプロフェッショナルから技術だけではなく現場のリアルを直接学べる環境です。
声優として活躍したい方は、スクールのカリキュラム、雰囲気を体験しにオープンキャンパスに足を運んでみてください。
【PROFILE】
アトミックモンキー所属。
主な出演作品に、『【推しの子】』有馬かな役、『HUNTER×HUNTER』ゴン=フリークス役、『ハピネスチャージプリキュア!』白雪ひめ/キュアプリンセス役、『リトルウィッチアカデミア』アツコ・カガリ役、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』アルテイシア・ソム・ダイクン/セイラ・マス役、『しかのこのこのここしたんたん』鹿乃子のこ役などがある。