【オープンキャンパス】声優40周年を迎えられた声優界の帝王 森川智之さんをゲストにトークイベントを開催!

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授業/特別講師/講演会
声優学部

KADOKAWAアニメ・声優アカデミーの特長は、現役のプロフェッショナルによる実践教育です。業界の第一線で活躍されているプロの方々から、業界でお仕事をする上で大切な知識や心構えを教えていただきます。

本日のゲストは……
「雪が降る中、皆さん来てくださってありがとうございます!森川智之です。2025年12月で声優40周年を迎えました!」

今回は森川智之さんをお迎えしたオープンキャンパスの様子をレポートします。

【トークイベントスタート!】

――声優を目指したきっかけを教えてください。
夢を挫折して声優になったんです。高校に進学しアメフトをしていましたが、首の骨が折れてしまったんです。どうしようと思っていたら、友だちが『森川は喋りが面白いから実況中継アナウンサーが向いているんじゃないか?』と言ってくれて。専門学校の資料を取り寄せたら声優コースがあり「こっちのほうが楽しそうだ」と思い声優を目指しました。アニメの中では、選手など幅広い人生を生きられるのも魅力だと思います。

――初めてお仕事されたときの、思い出に残っているエピソードはありますか。
19歳でデビューして、運よくアニメーション、外画の吹替えもさせていただきました。初めてのお仕事では、ブースに入ると防音設備で何も聞こえないのですが、ドンドンとドアを叩くような音が聞こえました。ディレクターにたずねると、「それはあなたの心臓の音だ」と言われたほど緊張していましたね。

――日常生活の中で、声優として気をつけていることがあればぜひ教えてください。

日々の発声練習が大切です。プロになったからやらないと思われるかもしれませんが、毎日やっています。今日も「外郎売(ういろううり)」をやってきましたよ。

――お仕事をしていて辛かったことはありますか?それをどうやって乗り越えましたか。

実は、辛いと思ったことがなくて。体力的・精神的に疲れることはありますが、大変な仕事をしているときほどワクワクします。辛いな、しんどいなと思うときに回避するのではなく頑張っているからこういうことが起きると思ったほうがいいです。声優をやれているからこそ、こういう思いができるんだなと思うと、俄然やる気が出てきます。

【在校生からの質疑応答!】

――役になりきるにはどうすればよいでしょうか。
「いい質問ですね。今の僕の表現としては、第三者的に俯瞰して見る自分は絶対に必要だと思っています。俯瞰する自分が大きすぎて頭でっかちになってしまうのは違いますが、俯瞰でコントロールできる自分がいないとキャラクターは演じられません。自分の考えがそのまま声にあらわれてしまいますから。その“塩梅”が大切です」

――事務所代表も務めていらっしゃいますが、新人に求めていることは。
「来年60歳になります。これから声優業界を担っていく人たちには、声優文化を愛し、守ってほしいです。ファッション的な声優像ではなく、プライドを持って『私は声優です』と言える気概と基礎力を身につけてほしいです」

――長く活躍する秘訣を教えてください。
「声優としての基礎訓練です。表に出る派手な部分ではなく、見えないところでどれだけ努力をしているか、毎日発声をしているかです。僕は19歳でデビューし、来年60歳です。長く続けると考えれば、おのずとやるべきことははっきりするのではないでしょうか」

最後に、「興味を持ってくれた皆さん、ありがとうございます。一歩踏み出して来てくださったことが嬉しいです。声優はとてもやり甲斐のある仕事だと思います」とエールを送りました。

業界をリードする森川智之さんから直接学べることも、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーならではの強みです。
アニメ・声優のお仕事に興味がある人は、オープンキャンパスに足を運び、業界への理解を深め進路選択の参考にしてみてください!

【PROFILE】

アクセルワン代表。主な出演作品に、『ズートピア』のニック・ワイルド役、『鬼滅の刃』の産屋敷耀哉役、『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし(2代目)役などがある。また、トム・クルーズ専属吹き替え声優として知られる他、数々のハリウッド俳優の吹替えを担当している。著書に「声優: 声の職人」(岩波新書)がある。

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