9月7日(日)、KADOKAWAアニメ・声優アカデミー校舎にて「『トークも淑女の嗜みでして』公開収録vol.1 Supported by バンタン」が開催されました。
TVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』のラジオ番組『トークも淑女の嗜みでして』。
後半の「会場限定パート」では、KADOKAWAアニメ・声優アカデミー在校生がサポートとして参加!その様子をレポートします。

『トークも淑女の嗜みでして』は、TVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』の公式ラジオ番組です!
本イベントには、鈴ノ宮りりさ役・関根明良さん、黒鉄音羽役・島袋美由利さん、白矢環役・藤原夏海さんが登壇!
イベント冒頭の挨拶はもちろん……「ごきげんよう!」

左から関根明良さん、島袋美由利さん、藤原夏海さん
前半は、アニメで印象に残っているシーンについて熱く語ります!
白矢環役・藤原夏海さん「りりさの『うっせぇんだよ』、『全力でお前に罵られたい』は、環が本心を出せた部分なのかなと思います。
あとは、ティナさんの『お胸で鍵盤が見えない……!』じゃないですか?」と聞くと、会場からは拍手が巻き起こりました。

黒鉄音羽役・島袋美由利さん「3話の音羽とりりさが罵りあった後の『バンド組まない?』です。収録では、息を合わせようとすると合わなかったんです。本当に、音羽とりりさの関係のようで心地よかったです」
鈴ノ宮りりさ役・関根明良さん「最終話、音羽の『あらあらあらあら』です!興奮・高揚、相手への侮蔑すべてが詰まっていますよね!」
収録の全容はこちらのYouTubeからご覧ください!
そして、後半は会場限定パートへ!
【1. ゲームもラジオの嗜みでして】
まずは、KADOKAWAアニメ・声優アカデミー在校生が参加しての演技チャレンジです。
ゲームは、シチュエーションを指定されたセリフを即興で演じるという内容です。
回答者は、誰がどのテーマで演じているかを当てていただきます。
関根さん「ただし、使用できる言葉はセリフのみで、言葉を付け足すことはできません!ジェスチャーも禁止です。厳しい!」
【お題1:ごきげんよう】
まずは、島袋さんと、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーより3名が参加!最初のお題は「ごきげんよう」です。
- A:誰もが憧れるお嬢様の
- B:大好きな人を見つけたときの
- C:家から追い出したいほど憎い姉に向けた
- D:学園の王子様っぽく
- E:デスゲームの司会者から参加者に向けた
島袋さん「ごきげんよう」
R.T さん「ごきげんよう」(緊張感のある)

H.M さん「ごーきげんよう」(ドッシリとした重みのある声)

M.M さん「ごきげんよう」(高い声)

関根さん「D、C、E、B だと思いました!」
正解は……お見事!大正解です。

【お題 2:気持ち悪い】
続いては、藤原さんと、KADOKAWA アニメ・声優アカデミーから新しいメンバーが参加!
お題のセリフは「気持ち悪い」で、以下のシチュエーションが示されました。
- A:貧血で倒れ込んでしまったときの
- B:大量の虫を見てしまったときの
- C:ふざけたメールが届いたときの
- D:心霊スポットで何かを感じたときの
- E:罵ってほしいと懇願されたときの
藤原さんは後ずさりするような声色で演じ、K.K さんは淡々と、I.H さんは驚きを交えて、
H.K さんは震える声で「気持ち悪い」を演じました。

左から K.K さん、I.H さん、H.K さん
関根さん&島袋さんは「B、C、D、A」と答えましたが、正解は「B・C・E・A」でした!

【お題 3:大好き】
3 つ目のお題は「大好き」。
- A:告白するときの
- B:アイドルがファンに向けた
- C:クールな人が照れたときの
- D:グッとくる
- E:院瀬見ティナに向けて
関根さん「大好き」(ストレートに)
R.T「だーいすきっ」(大きめの声で)
H.M「だいすき」
M.M「だいすきー」(高い声)

島袋さんは「D・D・D・D」と解答したものの不正解!
正解は「D・E・A・B」でした。
声色・抑揚・間などの使い分けが求められる内容となりました!
【2. 在校生からの質問に答えます!】
続いては、KADOKAWA アニメ・声優アカデミーからの質問タイム!
M.M さん「お嬢様と激しい性格のロックモードとの二面性を演じるうえで大変だったことは何ですか?」

関根さん「意識的に切り替えている感覚はなく、声帯的に当たるポイントが違うだけ。叫んだ後にお嬢様口調に戻るので、消耗が激しかったです」
藤原さん「普段の環とは違う声にするため、緊張感を保ちつつ喉をチューニングして臨みました。オーディションで、『おばさんのような声に聞こえる』と指摘されたので、アニメではならないように意識しました!」
続いての質問です。
H.K さん「オーディションや現場に行くときの心構えを教えてください」

藤原さん「当たり前かもしれませんが……自分のセリフだけを抜粋した資料を作り、原作を読み込んで気持ちを一つひとつ理解するようにしています!」

関根さん「やる前は自信を持って臨み、終わった後にだけ反省します。現場の空気感や、ご一緒する人によっては、自分が用意していないものが出ることもあります。それも、演技の素敵なところです!」
島袋さん「セリフの前後や相手への感情をきちんと考え、この子を表現するならこうだという軸を持って臨むようにしています」
【3. エンディング】
公開収録からはじまったイベントもあっという前にエンディングを迎えました。
藤原さん「お付き合いいただき本当にありがとうございました!イベントの vol.2 があることを願っています。作品のことをもっともっと大好きになっていただけたらと思います」

島袋さん「言葉に熱を込めることがある現場です。皆さんのお芝居を聞いていると本当に心が震えます。心から出るものは人に届くんだなと教えてもらいました。好きなシーンを語るだけで、2時間半くらい必要だと思います(笑)。今日は、皆さんにお会いできてうれしかったです!」

関根さん「私たちも、ロックレディの作品と、キャラクターが大好きです。これから、どうぞよろしくお願いいたします!」と結びました。

【4. イベントに参加した在校生の感想は……?】
H.K さん「演技のチャレンジでは、どんなお題がくるのかわからなかったので、とても緊張しました!でも、会場にいるお客さまが楽しそうに聞いてくださったのがうれしかったです」と振り返ります。
M.M さん「授業でも『感情表現』にチャレンジしていますが、たくさんのお客さまの前でのパフォーマンスは、めちゃくちゃ緊張しました!また、生でプロの声優さんの演技を聞き、やはり違うなと思いました!セリフを再現してくださったときも、迫力が格別でした。とても良い授業を受けられた気持ちです!」と、公開収録を学びの場としていました。

KADOKAWA アニメ・声優アカデミーではこうしたプロの声優やアニメーターの方をお呼びしたイベントをたくさん開催しています!
ご興味をお持ちのみなさんはオープンキャンパスやイベントに是非ご参加ください!
【PROFILE】
『ロックは淑女の嗜みでして』