KADOKAWA アニメ・声優アカデミーは、在学中からプロフェッショナルとしてデビューするチャンスを豊富に用意しています。
今回は 2025 年 9 月に実施された「声優学部選抜オーディション 2025」の様子をレポートします!
このオーディションは、学内予選を突破した在校生がパフォーマンスを披露し、声優プロダクションへの”直接所属”を目指す学内選抜型のオーディションで、今回が記念すべき初開催となります!
会場となった KADOKAWA 富士見ビルの「神楽座」は、映画の記者会見やイベントでも使用される本格仕様の多目的ホールで、この会場でオーディションを経験できるのもKADOKAWA グループがもつ魅力のひとつです。

37社の声優プロダクション様にお越しいただき、38名の在校生(以下メンバーと表記)が、事務所への所属を目指してパフォーマンスを披露しました。
在学中に声優プロダクション様に直接パフォーマンスを審査してもらい、直接所属も目指せる貴重な機会です!
※ 所属合格の他に、準所属合格・預かり所属合格・養成所特待生合格などもあります。

今回は会場を大いに沸かせた注目のパフォーマンスを、ダイジェストでご紹介します。
(学内予選から本選当日までのダイジェストを動画でご覧になりたい方はこちら!)
【1. M.Mさん】
「はじめまして、よろしくお願いいたします!」と、元気よく、滑舌よくご挨拶するM.Mさん。まずは女性の声で、「わたしの絵、下手なんです。どこにだしても誰も立ち止まってくれない。でも絵を描くのは大好きなんです!描いているときが、いちばん素直になれるから」。

続いて、男性の声色で「どうして、あんたはこの絵の価値がわからないんだ!僕だけは、あんたが一生懸命頑張っていることをいちばんわかってる!」と力強く演技。そして、ナレーションを披露。「名前は、お寺生まれということで仏教からきています。お釈迦様のお母様に当たる人が摩耶夫人と言います。ぜひ、覚えて帰ってください」とアピール。
制限時間は3分間で、メンバー自身でセリフの台本を書き、パフォーマンス内容も考えています。
【2. N.Kさん】
「2025年度バンタン入学式」では、スクール代表スピーチを務めた経験をもつN.Kさん。
「日々の積み重ねを信じてパフォーマンスをさせていただきました。培ってきた本番力が私の武器です」と語り、熱量の高い演技を披露。

【3. Y.Mさん】
中国・上海出身で中国語での自己紹介に始まり、勢いのある陽気な声から、「憧れの異世界転生のはずなのに、ステータスも平凡?」という情けない冒険者、落ち着いたナレーションまで多彩な表現力を披露。
「退屈しなかったでしょう?それが、僕の“あきない(商い)”ですから」とユーモアを交えて締めくくりました。

【4. Y.Nさん】
「出席率100%、遅刻もゼロです。今回のダメだしを受け止めることで、1秒前の私より成長できると感じます。出合いやチャンスを大切にし、自分から成長できる声優を目指していきたいと思っています!」と抱負を語るY.Nさん。

勝ち気なお嬢様からぶりっ子な少女、テレビ番組のナレーションまでテンポ良く演じ分け、確かな基礎力と柔軟性を示しました。
【5. H.Kさん】
「文鳥が大好きなんです。骨の髄まで大好きで骨格標本も持っています。
細かいことを知るのが大好きなので、そういったことを演技にいかせるように頑張ります!」と話し、ティーン・動物・敵役までをテンポ良く演じ分けました。

【6. H.Sさん】
「『明るくみんなを照らしてほしい』と、ヒナノと名付けてくれました。
太陽みたいに誰よりも、てっぺんで輝く声優になります!」と宣言したH.Sさん。

「おはようございます!どうしよう、かき氷何味食べようかなぁ、抹茶もいいしマンゴーもいいなぁ」と、ティーンの等身大トークからしっとりとしたシリアスな演技、絵本の朗読まで、多彩な声色を自在に操ります。
【7. R.Yさん】
「韓国語を勉強していて、接客もお手の物です」と、流暢な韓国語を披露するR.Yさん。

「何事にも挑戦していきたいです!」と語り、ハイテンションな女性の声で、「なに食べてるの?たこやきだー!ホッホッ、熱い、外はカリッと中はとろで火傷しても食べる価値がある!」と臨場感あふれる演技をみせました。さらに新作リップの広告も落ち着いたトーンでナレーションしました。
【8. R.Kさん】
「商品紹介をしたいと思います。R.Kには2つの機能が搭載されています。ひとつは歌唱機能です」と言って『涙そうそう』を熱唱。
「アニソンライブで最優秀賞を受賞しました。2つめは台詞ナレーション機能です」と紹介し、「夢とか目標とかハッキリ決まっている人は少ないよ。やってみないと自分に何が合っているかなんてわからないし。人生、まだまだ長いんだし!」と、オリジナルのセリフを感情豊かに表現。

ナレーションでは、「今回は、“かもっち”大注目のソフト3選をお届けします。生産地が沖縄県ということもあり方言を喋る機能も搭載しております。
まだまだアップデート中でございます。ご興味のあるお客さまがいらっしゃいましたらぜひお買い求めください」と、表現力だけでなく、自分自身を商品風に紹介する台本も印象的でした。
【9. N.Nさん】
異世界転生系のシリアスな悪役令嬢から、高飛車なお嬢様、等身大の少女まで自在に演じ分けました。
「私の誕生日は8月8日です、横にすると無限のマークになります!無限の勇気とやる気で頑張っていきたいと思います!」と語り、パワフルで存在感のあるパフォーマンスをみせました。

【10. M.Mさん】
島根県出身のM.Mさんは、民謡「安来節」を披露し、会場を魅了。
「安来節全国優勝大会 少年の部 弦 鼓優勝」という華々しい成績を持ち、少年役、環境問題をテーマにした落ち着いたナレーションなど、確かな演技力が光りました。

【11. M.Sさん】
「生きて帰ってきたことを誇れ。どんなに勇敢な姿でも死んだら何も残らない」と勇ましい男性の声から、「駅前のドーナツ屋さんに行こうよ!」と女子学生のはつらつとした声まで、感情豊かな演技をみせました。

【12. N.Sさん】
「持ち前の明るさでパワースポットのような声優になります」と宣言し、少女の声で「大好き!笑ったときの顔も、優しい声も全部大好きなんだ」と演じます。
また、音楽に合わせて歌唱しながら、アイドル顔負けのダンスを披露。

こうして、全38名のメンバーがパフォーマンスを終えて、厳正なる審査が行われました。
審査を待つ間、控え室では緊張から解き放たれリラックスした様子や東京校&大阪校メンバーの交流も!







N.Sさん(写真中央)「とても緊張しましたが、笑顔を絶やさないようにしました。演技では、役になり切ることを意識しました!」
M.Mさん(写真左)「トップバッターで緊張しましたが、緊張って“伝染”しちゃうと思うので、いつも笑顔でいることを心がけました。このような場に参加できたことが財産だなと思います!」
【審査結果発表!】
お待ちかねの審査結果発表。
なんと、38名全員が、1社様以上から指名をいただき指名率は100%!
なかでも、指名数の多かったメンバーを発表します。
同率5位:R.Yさん/N.Nさん/M.Mさん/M.Sさん/N.Sさん

同率4位:Y.Mさん/Y.Nさん/H.Kさん
第3位(11票):M.Mさん
第2位(15票):H.Sさん

第1位(18票):R.Kさん

「涙そうそう」を披露し、指名数1位だったR.Kさんは「18票と、多くの票をいただきありがとうございます。良い会社様とご縁ができたらなと思います。
頑張ってまいります、ありがとうございます」と改めて感謝を述べました!
【オーディションを終えて】
こうして『声優学部選抜オーディション2025』は幕を閉じました。
会場を去る声優プロダクション様からは「レベルが高いですね」「この先が楽しみな人が沢山いました」といったありがたいお言葉をいくつも頂戴することができました!
オーディションの結果としては38名全員が1社様以上から指名をいただき指名率100%を実現することができました。
ただし、参加したメンバーの直接所属に向けた挑戦は今後も続きます。
この後は各事務所様との二次面接やパフォーマンス審査が始まり、その後に最終的な所属が決定します。
本オーディションをきっかけに、メンバーが憧れの業界でのキャリアを築き、さらに成長していくことを願っています!

声優学部選抜オーディション特設ページでは、今回のオーディションの様子を収めた動画や最終的な所属決定の情報を随時更新していきます!
スクール公式Xでもアナウンスしますので気になる方はぜひこの機会にチェック&フォローをお願いします。