KADOKAWAアニメ・声優アカデミーでは、入学を検討している皆さんに向けて、当スクールの魅力が伝わるさまざまなイベントを実施しています。
2025年9月14日、東京校に人気声優の竹内順子さんをお招きしてスペシャルトークイベントを実施。
竹内さんのトークに会場は大いに盛り上がりました。
知らない人はいない!?誰もが知る大人気声優です
声優、舞台俳優として活躍している竹内順子さん。
『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルト、『HUNTER×HUNTER』のゴン=フリークス(第1作)、『おねがいマイメロディ』のクロミ、『Yes!プリキュア5』の夏木りん・キュアルージュ役など、幅広い役柄で知られています。

司会はKADOKAWAマンガアカデミーの斎藤ゆうすけ講師が務めます!
1. 声優の仕事を始めたきっかけは?
この質問に対し「声優になって、こういったイベントに来ると、必ずこの質問をされるから、長いバージョンと短いバージョンを用意しておくといいですよ」と参加者に呼びかけ、さっそく笑いを誘いました。
「子どもの頃から『人前で何かを表現したい!』と思っていて、大学入学後は演劇をしていました。演劇を楽しみながらも将来について悩んでいたときに、声優の仕事に巡り合いました。
私がどれだけ興味のある仕事でも、その仕事に選ばれなければ、私はその仕事をできません。だから、声優の仕事は『選択した』というより、『選んでもらった』のほうが近いと思います」

2. 舞台と声優の演技の違いと、その難しさについて
「声優の仕事は、表現を声だけに集約することが難しいですね。だから、一人で頑張らない。隣には上手な共演者がいるし、高い技術のアニメーションもある。そういう人やモノに補ってもらいながら、自分の役を表現しています」
周囲へのリスペクトを垣間見る発言に、多くの学生がメモ帳にペンを走らせていました。でも、絵がない状態で収録をする場合もありますね。
「初めてCDドラマの収録に参加した際は本当に痛い目に遭いました。ディレクターに『どういった気持ちで演じているんですか?』と聞かれたくらいです。だから、イマジネーションは大切だと思います。それに私が用意しておいた表現のイメージが、現場スタッフのそれと違うことも多々あります。そんなときでもすり合わせをできるよう、絵やキャラクターの心情を想像し、表現を広げておくといいと思います」

3. イマジネーションをどのように養っているのか?
「一番は本を読むこと。言葉のプロである作家が選び抜いた表現で作った世界に入って、その世界を想像することができるからです。何も得られない本はないので、絶対に読んだほうがいいです。その次はゲームですね。テレビゲームでもボードゲームでも構いません。ゲームは自分が選択しないと、次に進まないですよね。自身の選択がどのような結果につながるかということを、能動的を養えるのがメリットです」
そして、多くの現場で経験を積んでいる竹内さんですが、今も少なからず緊張をすることがあるといいます。そういった場合は、どのようにコントロールをしているのかも気になります。
「『怒られたくない』『失敗したくない』『いいところを見せたい』という3つの気持ちのどれかがあるから緊張するんですね。自分の実力と乖離しているから、そういう気持ちになる。自分の実力を見定めて冷静になることは大切ですし、向上心を持って自分を鼓舞することも大切です。だから緊張してもいいんです」
参加者からの質問にも真摯に回答
続いて、参加者からの質問コーナーに移りました。

「明るい女の子の役が得意で、もっと役の幅を広げたい。どのようにすれば広げられるか」という質問をした女性に対し、竹内さんは実践的な指導を交えて回答しました。
「同じ役柄、同じセリフでも、セリフを向ける相手が高校の同級生なのか、5歳児なのかで表現は変わる。実際に今やってみて、自分で気付いたと思います。自分が得意なキャラクターと真逆のキャラクターを演じるのは簡単。それよりも得意なキャラクターの幅をもっと広げることが大切です。そうすれば、いずれ真逆のキャラクターにもたどり着きます」
次の質問は当校の男子生徒から。「オーディションに臨むときの心構えは?」と聞かれた竹内さんは、まず男子生徒が普段、どのようにオーディションに臨んでいるのかを確認。男子生徒は「演じるキャラクターの背景を大切にしている。発声を意識する」と答えました。

「それでいいと思います。でも、もしそれでうまくいかないのであれば、自分に合っていないことになります。そうなったら、別の方法を模索するといいのではないでしょうか?あと、オーディションに合格するかどうかは縁とタイミングです。一緒にオーディションに臨む人はうまい人ばかりで、たまたま他の人が選ばれただけ。だから受からなくても後悔したり、悩んだりしないほうがいいです」
サービス精神も旺盛で、参加者も大喜び!
質問の意図を丁寧にくみ取り、1つ1つに真摯に回答してくださった竹内さん。話の端々に周囲への敬意が感じられ、プロとしての姿勢に刺激を受けた学生も多いはず。最後に竹内さんは参加者にメッセージを送りました。
「初めて来ましたが、勉強するための環境が整っているし、ボードゲームもたくさんあるし、素敵な学校だからまた来たいです。そうしたら、今度は一緒にボードゲームをしましょう!」
さらには、竹内さんが演じてきた人気キャラクターたちの声で、参加者を激励 してくださいました!これには会場から歓喜の声が上がり、割れんばかりの拍手が送られました。

竹内さん、ためになるお話と素敵な時間をありがとうございました!そして、今回のイベントが参加者の皆さんの進路決めのお役に立てたなら幸いです。
トップクリエイターから直接指導を受けられるのも、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーで学ぶ価値のひとつです!
声優やアニメ業界に興味のある方は、この機会に是非無料のスクールパンフレットを取り寄せて詳細をチェックしてください!