KADOKAWAアニメ・声優アカデミー東京校で、『ゆるキャン△ SEASON3』の和田プロデューサーと登坂監督のお二人を迎えてのスペシャルトークショーが開催されました!
憧れのアニメ業界の裏話が聞けるまたとないチャンス!と、多くの在校生のみなさんと来年度入学予定のみなさんが参加された当日の様子をレポートします。

左:『ゆるキャン△ SEASON3』監督の登坂さん、右:同プロデューサーの和田さん
幼い頃からアニメが大好きだったという和田さんと登坂さんは、どちらもアニメの専門学校に入学。和田さんは夏休み中もワークショップのスタッフとして活動したり、登坂さんはアニメ業界の研究や説明会などに積極的に参加したりして勉強に励んでいたようです。
登坂さんは「週刊誌やコミックを買って読む様な事をしていなかったので、たまたま見ていたアニメが刺激的で『こんなにカッコいいアニメがあるんだ!』って衝撃を覚えたんですよね」と当時の思いを熱く語ってくれました。
そのアニメとの出会いがきっかけになり、登坂さんは「こんな作品を作りたい!」とアニメ業界への熱い想いが芽生えたようです。

両親がアニメ好きで幼少の頃から身近だったという和田さんは、小学生から絵を描くことが楽しくて『絵を描く仕事がいいな』と漠然と思っていたのだそう。しかし、勉強を深めていくうちに制作進行などの裏方業務にも興味が湧いてきたようです。和田さんは「自分が描くことで自分を満足させるよりも色んな人が色んな持ち味を出して完成させる絵を見たいと思いました」とその頃の心境を明かしてくれました。

MCから「一緒に働きたいと思える人はどういう人ですか?」と質問されたお二人は「コミュニケーションが取れて作品に対して誠実な人。他人の意見を聞いて尊重できる人」と回答。やはりコミュニケーション能力は現場で欠かせないようです。
和田さんは「私は良い意味で100点を目指さない人が嬉しいです。チームで仕事をしているのでそればかりを見ている人はプラスにならないと思っています。達成感は大事だけど周りが見えなくなるようなことは避けたいですね」とチームで協力し合う大切さを説明してくれました。

イベントの終盤では、受講生からの質問にお二人が回答するQ&Aを実施。
「アニメ業界に入りたての自分に声をかけるならどんな言葉をかけますか?」という質問に対し、登坂さんからは「学生のうちに、自分で自分を成長させられる様になる為に、学び方を学んで身につけて欲しい。」「保険や年金、税金、資産形成の話は逃げずに考えながらやっていくことが大事。非常に必要になってきます!」とのこと。
和田さんからは「アニメ業界のキャリアパスは、ものすごく広いということを伝えたい」とリアリティ溢れる回答をいただきました。
最後に登坂さんと和田さんから「地道で大変な作業ですがこれが好き、これが楽しい、という熱い気持ちを忘れないで。輝いたものを持ち続けて諦めずに進んでください!」 「みなさんとお仕事でまた会えたら嬉しいです」と参加したみなさんへ温かいエールを送っていただきました。

KADOKAWAアニメ・声優アカデミーでは、業界の第一線で活躍されているクリエイターの方々による授業が日々行われています!
ご興味をお持ちのみなさんはオープンキャンパスやイベントでぜひ体験ください!