斎藤ゆうすけ先生によるノベル・シナリオ専攻導入授業レポート!

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東京校
文芸学部

 

新入生の皆さん、KADOKAWA マンガアカデミーへようこそ!

皆さんが充実した学生生活を送れるように、当校一丸となってサポートします!
多くの方が「今すぐにでも勉強を始めたい!」と意気込んでいると思いますが、より良い学びを得るためには、向き合う姿勢が大切。

そこで、改めて当校の特徴、学生生活を送る上での心構え、学ぶことの大切さを斎藤ゆうすけ先生に教えてもらいましょう!

 

講師歴22年!多彩で商業的な感覚に長けた先生です

斎藤先生は、有名ゲーム雑誌でのライターとしてキャリアをスタート。以来、シナリオライター、ノベライズ作家、漫画原作者、構成(放送)作家として活動の幅を広げてきました。

当校の講師に就任したのは、斎藤先生が26歳のとき。それ以降、自身の活動をしつつ、当校で22年間講師をしています。ユーモアのある語り口調で笑いを誘うだけでなく、商業的な感覚も持ち合わせており、学生から絶大な信頼を得ています。

「当校の講師は全員、その道の現役のプロ。僕も仕事をしながら、ここで講師をしています。だから、学生の皆さんに業界の鮮度の高い情報を伝えることができます。ここでの学びをどんどん吸収して、皆さんの成長の糧にしてください」と激励しました。

現役プロ講師による授業で作家デビューをした人がたくさん!

当校には他校にはない特徴がたくさんあります。講師同士が会議を通じて密に連携していることもその 1 つで、学生一人一人の個性に合ったサポートを行なったり、綿密なカリキュラムの作成をしたりしています。
2007年にノベル専攻として開講した当コースですが、2年目からはシナリオもカリキュラムに組み込まれています。

「感情を地の文でストレートに表現するノベルとは違い、シナリオではト書きをし、演者の演技で表現してもらいます。シナリオの授業で学ぶ感情演出表現はノベルへの互換性があり、豊かな表現を生み出すことができます。また、ノベルだけでなく、シナリオを書く技術もあると仕事の幅が広がります」

このカリキュラムで学んだ学生が、在学中や卒業後すぐに作家デビューをすることもあり、斎藤先生が挙げた卒業生の作品の数々に、驚いた様子の学生も見られました。

一方で、卒業生の実例を挙げ、次のように助言をしました。
「作家デビューをした人の中には、仕事を詰め込み過ぎて体調を崩し、作家業を引退した人もいます。体力は人それぞれですので、無理をしないことも大切です」

関連して当校での課題についても触れました。
「授業では課題がたくさん出ます。全てをこなすことが難しいと感じる人もいるかもしれません。でも、できない自分を責めないでください。課題の提出に不安があったら、担任、TA(※)、僕たち講師に遠慮なく相談してください」
※Teaching Assistant

斎藤先生おすすめ!習慣化したい2つのこと

斎藤先生は「無理をしないこと」を説きつつも、「授業に出ることは大切」と主張します。

「仮に課題を提出できなくても、授業にはなるべく出席しましょう。周囲の学生の作品に対する講評を聞くだけでも勉強になります。打算的なことを言ってしまうと、当校に企業からの求人があった際に、出席率がいい学生の方が推薦しやすいという事情もあります」

このように、無理のない範囲で授業に出席することの大切さを説きました。授業への出席以外に、ネタ帳を作ること、毎日書くことを続けると、成長につながるといいます。

「ネタ帳に書くことは、触れた作品の感想、好きなセリフなど、何でも構いません。困ったときに見返すと、いいアイデアが浮かぶこともあります」
書くときは簡単に消せる電子媒体よりも、紙に書くのが斎藤先生のおすすめ。また、書くことは1日20分からを目安にするといいそうです。
「プロになるということは、書き続けるということです。まずは生活に組み込み、書くことを習慣化しましょう。毎日書き続けたその積み重ねが、後の自分を助けることにもつながります」

積極的に人や物事と関わり合いながらマルチクリエイターを目指そう!

授業の最後に斎藤先生は改めて「無理をしないで、担任などに相談する」「ネタ帳を作る」「1日20分以上書く」の大切さを訴えました。
「これからは、マルチクリエイターの時代です。作家を志望する人の中には、苦しみながら一人で作品を完結させることに美学を見出す人もいます。
でも、皆さんは当校で学び、周囲の学生と切磋琢磨し合い、たくさんのことを吸収して、業界に積極的に関わってください。そうすることで、未来を切り開くことができると思います」

学生の皆さん、斎藤先生からの今回の話を参考に、これからの授業や課題に臨んでください。
また。ちょっとしたことでも、遠慮なく担任などに相談してくださいね。皆さんが当校で実りある時間を過ごせますように!

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